国による看護師の違い

常に慢性的な看護師不足の問題と直面している日本の看護師。
それなのに、海外で働きたいという看護師が年々増えてきています。海外で働きたい理由の多くは、海外に住みたいから、英語など外国語を取得したいから、などさまざまですが、日本人の看護留学を受け入れている国の看護師制度に魅力を感じている人も少なくありません。

まずはプライベートな時間の使い方。
日本では自分の仕事が終わらないと自分の時間を作り出すことは困難です。自分の仕事を片付けるためには残業もしなくてはいけません。しかし、海外ではこういった残業という文化が日本ほど定着していません。仕事の時間が終われば自分の時間が持てるというのは、日本の看護師では考えにくいことです。こういった時間間隔の違いに魅力を感じる人も少なくありません。

アメリカなどでは、看護助手、准看護師、正看護師のほかに、NPという地位があります。日本で言うところの認定看護師や専門看護師としての位置づけのようにも感じられますが、仕事内容は大きく異なります。日本の認定看護師や専門看護師は看護師のリーダー、指導者的役割を担うだけの存在であるのに対し、アメリカのNPは患者さんに対しての処方箋を書いたり、開業することもできるのです。日本だと、看護師は医師の指示がないと仕事ができないので、こういう制度はキャリアアップを目指す看護師にとって見れば大変魅力的な制度です。本来の意味のキャリアアップを目指して看護師をするなら、海外の看護も視野に入れて起きたおいところです。